みなさん、こんにちは!カンボジアの大学に通っている女子大生のユウミ(@___yum0)です。
オンライン授業になってから何かと忙しく、なかなかブログを更新できずにいました。
先日、「マルチポテンシャライト」という単語に出会いました。大げさかもしれませんが、この単語に出会った時涙が出そうになりました。私の長年の悩みがスーッと消えたからです。この記事では「マルチポテンシャライト」についてお話しします。
そもそもマルチポテンシャライトとは何なのか?
マルチポテンシャライト (Multipotentialite) はTED Talksをきっかけに世に広まった単語で、
マルチ(multi : 複数の)+ポテンシャル(potential : 潜在能力)+アイト(ite : 人)、つまり「一つのことに専念せずに、次々といろんな興味に移っていく傾向のある人」のことです。
大体のことはこのTED Talkを聞けばわかります!
端的に言うと、この動画では、子供のころから「将来何になりたいの?」と具体的に一つに答えを狭めてしまうような質問をされることで、「何かに特化していなきゃいけない」というような思考に陥ってしまい、世間的にも「専門性」が重視されている。そしてそれに反して様々な物事に興味を持ち、辞めて、また違う興味にのめりこむ特性を持つマルチポテンシャライトは、キャリアをどう築いていけばいいのかわからなくなったり、自分は何か変なんじゃないか?と思ってしまう。ということが話されています。後半ではマルチポテンシャライトの強みなどが説明されています。
マルチポテンシャライトの強み
TED Talksのエミリーさんによると、マルチポテンシャライトには三つの強みがあります。
- 様々なアイデアを統合する能力
- 素早い学習スピード
- 適応性
1は、つまり創造力です。様々な分野の知識やスキルを統合して、イノベーションを起こす。また、挑戦に対する恐怖心が小さいことに加え、何回も何回も「初心者」として様々なことを学んでいるので、学習することに慣れ、学習スピードが速くなります(2)。
今までずっと抱えてた悩み
私は中学・高校のとき具体的な夢がありませんでした。大学を決める時も、特に行きたい学部がありませんでした。いろんなことに興味を持ちすぎて、どれも捨てがたかったからです。
大学も、観光経営学科に進んだものの、興味は観光だけではありません。経済も好きだし、言語も学びたいし、哲学にも触れたいし、ビジネスも興味があります。
日本に一時帰国中の今は、バイト×3、インターン×2を掛け持ちしています。これを言うと「凄い」とよく言われます。でも私からするとこれは普通なんです。逆に一つのことに専念してしまうと飽きがくることがわかっているからです。バイトも最初は1つからスタートしました。最初は新しいことをたくさん学ぶのでめちゃ楽しいのですが、数週間して定着すると飽きが来ます。するといつの間にか3つ掛け持ちしていました(笑)
インターンも最初は一つだけでした。めちゃくちゃやりがいがあるのですが、たまに飽きが来ます。その飽きを乗り越えるために二つ目も始めました。一個に飽きたら切り替えて、また飽きたら切り替えて。。。そうすることで逆に効率的に仕事ができています。
ただ、こうやって掛け持ちをするからこそ悩むこともありました。
「なんで自分は一つのことに専念できないんだろう」
「あちこちフラフラしてたら飽き性なんだなと思われないかな」
「なんであんなに最初に興味があったのに飽きてしまうのだろう」
「自分はどういうキャリアに進むのだろう」
特にキャリアについては結構悩みました。よく、企業の採用情報を見るのですが、その時に求められるスキルなどを見ると、割と触れたことのある事が載っています。SEO、ライティング、デザイン、動画編集、翻訳、ランディングページデザイン。。全部経験はあるし、いくつかはしっかり報酬ももらったりしたのですが、じゃあ専門性があるかと聞かれるとありません。
周りの人たちがどんどん専門性を極める中で、自分はあちこちフラフラしてある程度できるけど、仕事にするほど専門性はない。自信を失うことも多々ありました。
Twitterを始める時に、よく自己ブランディングとして名前の後に肩書みたいなものをつけますよね。全く思いつきませんでした。ずっと何か専門性を極められる何かを見つけようとしましたが、やっぱり飽きがきました。ツイート内容もあちこち行ってて、恐らくフォロワーの方には「結局何の人なのだろう」とも思われたと思います。ちなみに、今は「ユウミ🌹ポテンシャライト」にしています。私を表すのにぴったりでした。
マルチポテンシャライトの存在を知ったことで、一つのことに専念できないことへの自己嫌悪がなくなりました。スッキリしました。これからは悩まずに好きなことを、飽きるまでやればいいんだ。そう思うことができました。
将来はまだ少し不安かもしれません。この特性を活かせる職に出会えるのか。でも、マルチポテンシャライトだからこそできること、作れるものがあるはず。自分の特性を活かしていきたいと思います。
私がマルチポテンシャライトに出会って救われたように、この記事に遭遇して、自分の新たなアイデンティティを見出すことができた人、マルチポテンシャライトという存在を初めて知った人が少しでも増えれば幸いです。
Twitterやインスタで大学生活やカンボジアについて発信しているのでぜひチェックしてみてくださいね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!また更新します!
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